転職Q&A

「転職活動では何社ぐらい受けるべき?」「履歴書に転職歴を全部書かなくてもいい?」キャリタス転職に寄せられた質問に転職アドバイザーが回答します。さらに、「転職のリアル」では、転職活動で気になるあれこれについて、採用担当者のホンネを公表。

転職Q&A

20代の転職希望者の悩みに、転職アドバイザーが本気でアドバイス。

Q1 転職しようか迷っています。

仕事がおもしろくありません。ほかにやりたいことがあるわけではありませんが、このまま今の会社で働き続けたほうがいいのでしょうか?それとも、転職したほうがいいのでしょうか?(27歳 男性)

まずは、仕事がおもしろくない原因を洗い出してみましょう。そして、その原因を、今の会社に在籍したまま解決する方法がないかを考えてみてください。

たとえば、希望していたのとは違う部署にいるから仕事がおもしろくないのだとしたら、今後、希望した部署に配属される可能性を探してみましょう。「今の仕事にやりがいが感じられない」「やりたいことがわからない」からおもしろくないのなら、自分は過去、どんなときに達成感を感じたのかを思い出してみてください。チームで一致団結して何かを計画しているとき、大きな目標に向かって挑戦しているとき、人に喜ばれたり感謝されたりしたとき……。何かしらあると思います。達成感を感じられる状況がわかったところで、今度は、その状況を作り出す方法を模索してみるのです。待遇面に納得がいかないのなら、交渉の余地がないか上司に相談してみてください。転職を検討するのはそれからでも遅くありません。

転職したからといって、希望の仕事に就けるとは限りません。給料が上がる保証もないのです。それを十分に理解しないまま「会社さえ変われば状況はよくなるはず」と安易な気持ちで転職に踏み切ってしまっては、その後の活動がスムーズに進まない可能性大。転職できたとしても、「こんなはずではなかった……」と後悔する恐れがあります。「仕事がおもしろくないから」「人間関係でトラブルがあったから」。そういった後ろ向きな気持ちではなく、「自分の望むキャリアプランを実現するために転職するんだ」という前向きな動機を見つけられたときが、転職の好機といえます。

Q2 転職に有利な時期ってあるの?

転職を考えています。「年度末のほうが求人が多くて転職しやすい」と聞きましたが、本当ですか?(28歳 女性)

新卒の就職活動とは違って中途入社の採用活動は年間を通じて行われており、転職に有利な時期というのは特にありません。一般的に3~4月、9~10月に求人が増える傾向にあり、その時期に合わせて転職活動をするのが有利だと思われがちですが、求人が増えるということは、その分、ライバルも増えるということ。必ずしも有利とはいえないのです。また、あなたが希望している企業や業界がそのタイミングで求人を出すとも限りません。転職したいと思ったら、求人情報をこまめにチェックして、これぞと思った求人にはすみやかに応募することをおすすめします。

Q3 転職活動は退職してからのほうがいい?

現在、在職中です。転職を考えていますが、仕事が忙しくて転職活動の時間がなかなかとれません。運よく書類選考を突破できたとしても、平日の日中の面接なんて絶対に無理。平日の19:00以降と土日なら何とかなりそうですが……。転職活動に集中できるように退職したほうがいいのでしょうか。(26歳 男性)

転職活動をしていることを職場に伝え、有給休暇を使って面接などに行く――。これができれば転職活動はとてもスムーズですが、実際はそうもいきませんよね。在職したままで転職活動をするか。それとも、退職後に転職活動をするか。それぞれのメリット、デメリットを把握して、自分に合ったスタイルを見つけてください。

仕事を続けながら転職活動をする場合

メリット
  • 収入が安定している
  • 離職期間をつくらずにすむ
デメリット
  • 転職活動に使える時間が少ない
  • 面接に進んだ場合、スケジュールの調整が必要
  • 引き継ぎに思ったより時間がかかるなど、退職時期が読みにくい

なお、キャリタス転職の利用企業にアンケートを行ったところ、在職中の応募者の面接を「平日の日中に対応している」「平日の夜間に対応している」という企業が大半を占める一方、「休日に対応している」と答えた企業もありました。「平日の日中は面接に行けないから」とあきらめず、応募企業に相談してみるのも手です。あなたのことを採用したいと思っていれば、夜間や休日でも面接に対応してくれる可能性はあります。

ただし、「転職意欲の程度を確認するため、平日に対応している」という企業もあるようです。その場合は、有給休暇を利用することも検討してみてはいかがでしょうか。

仕事を辞めて転職活動をする場合

メリット
  • 転職活動に集中できる
  • 平日の昼間でも面接などに対応できる
デメリット
  • 転職活動が長引くと、金銭面で不安が生じる
  • 離職期間が長くなると、面接等で採用担当者に質問されやすい

キャリタス転職の利用企業にアンケートを行ったところ、「応募者の離職期間はどれくらいが許容範囲ですか?」という質問に対し、「3~6カ月未満」「期間は問わない」という回答が半数以上でした。ただし、「期間は問わないが、その間に何をしていたかを重視する」というのが、企業側のホンネのようです。

Q4 応募企業の口コミサイトを見たら、悪い評判ばかり。これってブラック企業?

応募企業の口コミサイトをのぞいてみたら、投稿されたコメントは「残業は当たり前」「上下関係が厳しい」など、悪い評判ばかりでした。ブラック企業っぽいから、応募しないほうがいいですよね?(25歳 女性)

口コミサイトの投稿、気になりますよね。悪い評判が多ければなおさらです。ただ、口コミサイトの投稿がすべて事実とは限りません。また、投稿者はそのように感じたかもしれませんが、あなたが同じような感想を抱くとも限りません。ですから、その応募企業の求人情報や企業情報を見て惹かれるところがあるのなら応募してみて、面接などを通じて自分で確かめてみることをおすすめします。

Q5 転職活動では何社ぐらい受けたほうがいい?

就職活動中は70社にエントリーしました。転職活動では何社にエントリーすればよいのでしょうか。また、同時に何社にもエントリーするのは、応募企業に対して失礼ですか?(25歳 女性)

複数の企業にエントリーするのは失礼にはあたりません。だからといって、やみくもに20社、30社……とエントリーするのもおすすめできません。エントリーする数が増えれば増えるほど、企業研究や応募書類の準備に十分な時間を費やせず、結局、書類選考突破率が下がってしまうからです。

では、エントリーする企業を1~3社に絞り込んで応募すればいいのかといえば、答えはノーです。エントリーする数が少な過ぎると、その分、企業研究や応募書類に注げる時間は増えます。しかしながら、そもそも、書類選考の通過率は2~3割程度といわれていますから、過度に絞り込んでエントリーした場合、すべて不採用になる可能性もあるのです。

以上を踏まえると、エントリー数は7~8社が適正といったところ。7~8社を基準とし、転職活動に割ける時間・労力、希望している企業・業種の人気度などに合わせて、エントリー数を増減するといいでしょう。また、転職活動をより効率よく進めたいのなら、ぜひ、私たち転職アドバイザーも活用してください。既卒・第二新卒のみなさんの転職理由やキャリアプランを聞いたうえで、1人1人にマッチする求人を厳選してご紹介します。

Q6 応募書類は手書きのほうがいい?

手書きの文字に自信がありません。応募書類、とくに履歴書は手書きのほうがいいと聞きましたが、PCで作成したら落ちますか?(24歳 男性)

誤字脱字がないか、丁寧に書かれているかなど、手書きの文字から人柄を読み取る採用担当者も多いため、手書きの文字に自信がある人には手書きをおすすめします。ただ、キャリタス転職で利用企業にアンケートを行ったところ、「履歴書は手書きが必須ですか?」の問いに対して、7割以上の企業が「手書きは必須ではない」と回答しています。ですから、求人情報の応募要項に「履歴書は手書きに限る」といった注意書きがなければ、PCで作成してもいいでしょう。「履歴書は手書きに限る」等の記載があった場合は、字の上手い、下手にかかわらず、丁寧に、読みやすく書くことが大切です。

Q7 離職していた期間をごまかして書いてもいい?

以前勤めていた会社を退職してから、半年以上、離職期間があります。離職期間があると採用担当者の心証がよくないと聞いたので、履歴書の退職年月は正しく書かなくてもいいですか?(23歳 男性)

「退職後、資格取得を目指して勉強していた」
「転職活動がなかなかうまくいかず、長引いている」
「退職を機に療養していた」

など、さまざまな理由から、離職期間が半年以上ある人もいるでしょう。「離職期間が長いと選考で不利になるのでは?」と心配するあまり、書くべき内容を省略したり、誇張あるいは虚偽の内容を記したりするのは、いうまでもなくNGです。経歴は事実をもれなく書くのが基本中の基本。詐称した応募書類で運よく転職できたとしても、入社後、経歴詐称に問われて辞職勧告を受ける場合もあります。

なお、Q3でも説明した通り、キャリタス転職が利用企業に行ったアンケートによると、「応募者の離職期間はどれくらいが許容範囲ですか?」という質問に対し、「3~6カ月未満」「期間は問わない」という回答が半数以上でした。なかには、「期間は問わないが、その間に何をしていたかを重視する」とのコメントも。離職期間は省かずに書き、「その間、転職活動と並行して資格取得のための勉強をしていた」など、自己啓発や自己研鑽に励んでいたことをアピールするといいでしょう。

Q8 転職回数が多いのですが、履歴書に全部は書かなくてもいい?

新卒入社後、転職を繰り返してきました。半年で辞めた会社もあります。転職の回数が多いと選考に不利になると聞いたので、在籍した会社のいくつかは書かないほうがいいでしょうか。(29歳 男性)

職歴を意図的に省略して応募書類を作成するのは絶対にNG!運よく転職できたとしても、入社に際して雇用保険や社会保険の手続きをするときに、加入歴から本当の職歴がばれてしまいます。詐称が判明すれば、企業内での信用が失われるのは明らか。それどころか、経歴詐称に問われて辞職勧告を受ける場合も……。もちろん、出身大学や前職の退職理由についてウソを書くのもご法度です。

転職回数が多いということは、言い換えれば、さまざまな業界・職種に対応できる“ゼネラリスト”としての能力があるということ。ネガティブにとらえるのではなく、ポジティブな言葉に変換して、これまでの仕事で学んだことや培ったスキルを、自信を持ってアピールしてください。

Q9 職務経歴書に書けるような実績がありません。

入社以来、一般事務に従事してきました。営業の人のように数字で表せる具体的な実績もなければ、特別なスキルもありません。職務経歴書に書くことがない場合はどうしたらいいのでしょうか?(29歳 女性)

キャリタス転職が利用企業に行ったアンケートでは、「職務経歴書のなかで最も重視する点は?」という問いに対して8割の企業が「これまでの業務上の実績」と答えました。実績の書き方次第で、書類選考の突破率が大きく変わることは疑いようもありません。

では、相談者のように、「職務経歴書に書けるような実績がない」場合はどうしたらいいのでしょうか?まずは、「書くことがない」という思い込みを捨てましょう。実績がない人なんていません。ただ、洗い出しが足りないだけです。これまでの仕事を振り返って、

  • 成功したこと
  • 周囲に評価されたこと
  • 自分なりに心がけたこと
  • 工夫したこと

をリストアップしましょう。数字で表せない実績は、「どのように工夫したのか」「その結果どうなったのか」というプロセスを伝えればいいのです。

「誰でもできることだから……」などと謙遜する必要もありません。「顧客の立場に立って対応できる」「事務作業をスピーディに、なおかつミスなくこなせる」「職場の人たちと良好な人間関係を築ける」。これらもあなたの立派な武器です。Word・Excel・PowerPoint等のOAスキルや資格、ブラインドタッチができるかどうか、入力速度なども書き添えるといいでしょう。

Q10 自己PRに書けるようなスキルがありません。

入社してまだ2年ですが、転職を考えています。ただ、自己PRに書けるようなスキルや経験がないので困っています。(24歳 男性)

第二新卒の若手が、社会人5年目、10年目の人材に比べて経験やスキルの面で劣っていることは、企業側も十分承知しています。では、企業側は第二新卒に何を期待しているのでしょうか?キャリタス転職が利用企業に行ったアンケートでは、「第二新卒を採用するメリットはどこにあるとお考えですか?」という質問に対し、「基本的な社会人教育がなされている」という選択肢を選んだ企業が5割以上ありました。この結果からもわかるように、入社後、みなさんが学んだビジネスマナーは立派な武器です。胸を張ってアピールしましょう。

また、「働くこと」の大切さ・大変さを体験していることも、新卒にはない強み。

  • これまであなたがやってきた仕事の内容
  • 会社や上司に任されたこと
  • 仕事で心がけてきたこと

などをリストアップして、具体例とともに書き添えましょう。強力なセールスポイントになります。経験者に負けない柔軟性や仕事への熱意もアピールする価値があります。

どうですか?自己PRに書くべき内容が見えてきたのではないでしょうか?
自己PRに書く内容が見つかったら、次は、応募企業に合わせて記載すべき内容を厳選します。応募企業が求める人材像を推測し、先方が求めるスキル・経験とあなたのセールスポイントとが重なる部分をチェック。その“重なる部分”を自己PRに書けば、転職成功に一歩近づけるはずです。

Q11 就職活動と転職活動、志望動機はどこが違う?

入社して1年半で転職活動をスタートしたものの、志望動機の書き方で悩んでいます。就職活動のときと同様に、その企業への憧れや共感を書くだけではダメですか?(23歳 女性)

第二新卒には、「社会人としての経験」という新卒にはない強みがあります。採用する企業側も、第二新卒が持つ「社会人としての経験」に期待しているのです。だからこそ、志望動機はその企業への憧れや共感を書くだけでは不十分。まずは、志望企業がどんな人材を求めているのかをよく研究しましょう。

企業は、志望動機から次のようなことを知りたいと思っています。

  1. (未経験の職種・業種にチャレンジしたい場合は特に)なぜこの仕事がしたいのか?
  2. 数ある同業他社の中で、なぜ、当社で働きたいのか?
  3. 入社後、当社の事業に貢献できる人材か?

上記の問いに答えるつもりで志望動機を作成すると、書類選考突破率がアップするはず。その際、

「現職で身につけた○○の経験を活かし、より幅広い領域で活躍したいと考え……」

「前職の経験から、お客様とより近い距離で接したいと感じるようになりました。貴社でならお客様とより深く関わることができ、これまで培った○○のスキルも活かせると考え……」

という具合に、これまで働いてきたからこそ、その企業を志望するに至った理由を、できるだけ具体的に書くようにしましょう。そして、「あなた」=「志望企業が求める人材」であることを、社会人として働いた経験に基づいて説明することが重要です。

Q12 給与UPのための転職。志望動機に何を書けばいいのかわかりません。

現職の待遇に不満があり、転職を考えています。だから、応募企業は待遇面を重視して選びました。でも、それをそのまま志望動機に書くのはまずいですよね?何を書けばいいのでしょうか。(26歳 男性)

給与、休日、残業時間、福利厚生などの待遇面に惹かれて応募するのだとしても、それをそのまま書くのは得策とはいえません。では、どうすればいいか。まず、その会社の求人情報や企業情報などをしっかりと読み込んで、待遇面以外で惹かれるポイントを探しましょう。企業理念や事業内容、職場の雰囲気など、「いいな」と思えるところが何かしら見つかるはずです。

続いて、あなたが企業に対して「いいな」と思ったポイントと、あなたのPRポイントを結びつけて説明できないか考えてみてください。単に「企業理念に惹かれたから」「事業内容に共感したから」と書くだけでは、ライバルたちに差をつけることはできません。「貴社の○○という事業内容に共感しました。私が今までに培った△△のスキルを活用すれば、貴社の○○に貢献できるのではないかと思い、志望しました」という具合に、あなたが企業に対して魅力を感じた点と、あなたの強みをつなげて伝えましょう。そうすれば、書類選考の突破率がぐっと高くなるはずです。

Q13 1次面接と2次面接って何が違うの?

1次面接に通過しました。次は2次面接です。1次面接と2次面接とでは何が違うのでしょうか?気をつけるべきポイントがあれば教えてください。(25歳 女性)

企業によって異なりますが、中途採用の面接は2回行うところが多いようです。企業にとって1次面接は、応募者の経験、スキル、志望動機などが募集職種にマッチしているかを現場の担当者がチェックする場。続く2次面接は最終面接になる場合が多く、さらに上の立場の面接官によって、応募者の入社意欲や企業の今後のビジョンに合った人材かどうかなどを確認する場です。1次面接を突破できたということは、現場で働く社員にとってあなたがほしい人材であるということ。2次面接では、同業他社ではなく応募企業を選んだ理由や、入社後のキャリアビジョンを伝えて、「御社にぜひ入社したい」という熱意をしっかりとアピールしましょう。

Q14 ネガティブな理由でも、退職理由は正直に伝えたほうがいい?

人間関係のトラブルが原因で退職しました。ネガティブな理由であっても、ウソをつかずに正直に伝えたほうがいいですよね?(24歳 男性)

ネガティブな理由を、ネガティブなまま伝えるのはおすすめできません。人間関係のトラブルが原因で退職したことをそのまま話してしまっては、採用担当者に「入社後も同じ理由ですぐに退職してしまうのでは?」と危惧されてしまう可能性が高いからです。退職するきっかけはネガティブな理由であっても、「以前から興味のあった○○の開発に携わりたい」「もっと専門性を身につけたい」など、転職後に叶えたいポジティブな目標があるはず。そのポジティブな側面を退職理由として説明するのが得策といえます。

Q15 「当社が第一志望ですか?」と聞かれたら、何と答えるのが正解?

第一志望ではない企業から、面接で「当社が第一志望ですか?」と聞かれました。こんなとき、どう答えたらいいのでしょうか?第一志望ではないことをありのまま伝えたほうがいいのでしょうか。(24歳 女性)

第一志望ではない会社から、「当社が第一志望ですか?」と聞かれたら……。正直に言うべきか悩んでしまいますよね。まずは、採用担当者の立場になって考えてみましょう。「第一志望ではありません」「御社は第三志望です」と答えた転職希望者を採用したいと思うでしょうか?答えはノーですよね。とはいえ、「第一志望です」といってしまうのも抵抗があるもの。そんなときは、「第一志望のうちのひとつです」「今回の面接で、御社で働きたい意欲がますます強くなりました」など、前向きに検討している姿勢をアピールするといいでしょう。

Q16 初めての転職面接。質問への答え以外で気をつけるべきポイントは?

初めて転職の面接を受けることになりました。想定される質問への答えは準備しましたが、それ以外で注意すべき点はありますか?(26歳 男性)

キャリタス転職で利用企業にアンケートを行ったところ、「面接の際、どの点をもっとも重視していますか?」という設問に対して、回答が一番多かったのが「質問への応対」、次が「印象(表情、身だしなみ等)」でした。また、「書類選考や面接の際、応募者の見た目は意識しますか?」という問いに対しては、およそ9割が「見た目を意識する」と答えています。最低限の身だしなみは社会人としてのエチケット。髪型、服装、メイクは、「相手に対して好印象を与えるか?」「清潔感があるか?」の2点を念頭に置いて準備しましょう。また、

  • 面接の前に名前を名乗る
  • 相手の目を見て話す
  • 面接担当者が話している際はあいづちを打つ

といった“当たり前”の振る舞いもおろそかにしないようにしてください。

Q17 面接で好感触だったのに不採用。どうして?

面接では自己PRも志望動機もしっかりと語ることができ、面接担当者との会話も弾みました。正直、かなり自信があったんです。でも結果は不採用。今後の参考にしたいので、不採用の理由を教えてもらうことは可能ですか?(29歳 女性)

キャリタス転職が利用企業に行ったアンケートでは、「面接で不採用となった応募者へ不採用の理由は伝えますか?」との問いに対してもっとも多かったのが「一切伝えていない」でした。ただし、「問い合わせがあれば伝えている」という企業も少数ながらありました。どうしても、というときは、ダメもとで聞いてみてもいいかもしれません。あるいは、私たち転職アドバイザーにご相談ください。

なお、「面接担当者と話が弾んだのに不採用だった」というケースは案外、多いのです。企業側に話を聞いてみると、不採用とする理由には大きく3つのパターンがありました。思い当たる節がある場合は、次の面接に向けてすみやかに改善しましょう。

パターン1:情報漏洩をしてしまっている

面接のなかで、現職(前職)のプロジェクトの内容や取引先の会社名をうっかり言ってしまっていませんか?新聞やインターネット上ですでに公開されている内容でない限り、プロジェクト名やクライアント名を明かすのはNG。情報漏洩になってしまいます。とくに、SE、コンサルタント、商品開発など、守秘義務が発生する職種に応募する場合は気をつけましょう。

パターン2:言葉遣い・態度がカジュアルすぎる

「面接が進むにつれて応募者の態度がだんだんと馴れ馴れしくなり、ビジネスパーソンとしてふさわしくないと感じたから」。そんな理由で採用を見送ることもあるそうです。楽しく会話をするのはかまいませんが、面接の場であるということはくれぐれも忘れずに。社会人としての節度を保った振る舞いを貫きましょう。

パターン3:スキルや能力に再現性がない

あなたのスキルや能力には再現性がありますか?たとえば、あなたの現在の職種が営業で、転職後も営業を希望しているとしましょう。あなたの営業成績があなた個人の能力やスキルによるもので、職場が違っても同じような成績を出せるのだとしたら、それは“再現性がある”ということ。反対に、営業成績が偶然、あるいは、企業名や商材、周囲のサポートなどによるところが大きく、転職先では同様の実績が残せないのなら、それは“再現性がない”ということになります。面接に進んで不採用になった場合、面接担当者に「実績に再現性がないのでは?」と疑問視されたのかもしれません。スキルや能力をアピールするときは、再現性があることをあわせて伝えてください。

Q18 内定をもらったけれど、他社の結果を待ちたい。それってアリ?

ようやく内定が出ました!ただ、第一志望の企業の選考がまだ途中なので、その結果が出るまで、内定の返事を待ってほしいのです。内定をくれた企業には何と伝えればいいでしょうか?(24歳 男性)

キャリタス転職の利用企業に、「内定を出した応募者から『もう1社の結果が出るまで待ってほしい』との返答が。そのときの貴社の対応は?」と質問したところ、8割弱の企業が「期限を切って返答を待つ」と回答しました。ですから、内定をもらった企業と、第一志望の会社への入社意欲に甲乙がつけがたい場合は、内定の返事を待ってもらえないか打診してみてもいいでしょう。ただし、期限は2~3日、長くても1週間ぐらいが限度と心得て。それ以上保留すると入社意欲が低いとみなされ、内定取り消しになる恐れがあります。

Q19 内定から入社までどれぐらいの期間をみておけばいい?

内定を獲得したものの、前職の引き継ぎに思ったより時間がかかりそうです。どれぐらい待ってもらえるものでしょうか?(25歳 女性)

在職しながらの転職活動でよくある悩みの1つです。「内定を出したら、すみやかに出社して戦力となってほしい」というのがあなたを採用した企業のホンネ。とはいえ、引き継ぎにある程度の時間がかかることも理解しています。ですから、事情を率直に話して、入社時期を調整してもらえないか相談してみましょう。求人が「急募」だった場合も、あなたが本当に欲しい人材なら企業側も待ってくれる可能性大。企業によって差はあるものの、引き継ぎをしっかりして退職したいというのは責任感の表れでもあるので、1~3カ月ぐらいなら常識の範囲内ですし、待ってもらえるケースが多いようです。

あわせて、労働者には退職の自由があることを覚えておきましょう。民法第627条(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)の第1項で、「当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。」と規定されています。これはつまり、有期雇用契約でない限り、「会社を辞めます」と会社に伝えてから2週間経ったなら、労働者側はいつでも雇用契約の解約(退職)ができるという意味です。「退職の意思を伝えたのに、現在の職場が辞めさせてくれない」等の状況に陥ったときは、この民法第627条第1項を思い出してください。